ミズクラゲの思考.ver2

雑文を垂れ流す

アルドノア・ゼロを全話観た

どうも、ゴドーです。

アニメ、アルドノア・ゼロを全話観ました。観終わった感想をつらつらと書きます。

ネタバレ含むので注意してください。あとは別にためになるようなことは書けません。あしからず。

 

物語のあらすじとしては、かつて火星に移住した人類がいて、古代文明の遺産アルドノアを発見したことにより、技術は革新的に発達していったのですが、食料や自然などの資源枯渇、それに伴う青い空や海などの地球への憧憬、などの反地球感情が高まってしまい、軍備拡大し資源豊富な地球に大して戦争を仕掛けきて、地球で学生をやっていた主人公たちがなんやかんやあってそれと戦うといった感じです。

物語のはじまりは、和平を望んだ火星の皇女アセイラム姫が地球に訪問した際を狙って、戦争を望む火星の騎士達(火星は王族とそれを守る騎士達という貴族階級です。貴族達にはそれぞれ特殊なロボットとそれを起動する権能が与えられます)によりクーデターが起こされ、それを地球側の和平放棄だという旗印にして惑星間戦争が始まります。

で、まぁなんやかんやあって終結するんですが、一つ一つの戦闘シーンは主人公の無双により気持ちよく進んでいくんですが、大局としての物語が、それぞれのキャラクターの願った通りにひとつもいかない展開でなんかモヤモヤとしたものが残りました。あとPTSDの大尉の話を長々とやってた理由は一体・・・。

全体としては面白かったですけどね、カタクラフト(作中のロボットの名称)はかっこいいし、主人公の無双っぷりは気持ちがいいし、敵キャラクターも戦争童貞かつ相手をナメくさってるせいでボロボロとやられていきますが、味のあるキャラ達でした。

あとは要所で流れる音楽がとても素晴らしいので展開に合わせて気持ちをしっかりとアゲてくれます。劇伴の演出効果を特に大きく感じました。

ただなんというかただの僕の好みなんですが、主人公とヒロインが結ばれない作品ってモヤモヤするんですよね。綺麗な別れとかならいいんですが。結局はそこですね。それだけで作品の良し悪しが変わるとは思えないので、それとは別に良作だったとは思うんですが、最後アセイラム姫が帝位を継いだあとに、王に忠誠を誓っていた序盤に死んだ人の息子と婚約を発表するのですが、その婚約いる?という疑問が残りました。普通にスレインとの婚約破棄、帝位継承だけで最後スレインを逆賊とする流れのハクはつくのでは?と・・・主人公のイナホが全部持っていく展開も寒く思ってしまうというか、リアリティに欠けてしまう気もするんですが・・・が、無理。なんかポッと出のイケメンが美味しいとこもってって感情移入できない。あそこだけは。イナホはモテモテだし女の子には困らないだろうけど、散々物語の中でアセイラム姫への執着の話が出ていたのにそれに結論が出てるのだろうかと疑問に感じました。他のヒロイン候補と良い感じになる話があるわけでもないので、そのへん全部放り投げて劇場版とかでアセイラム姫とくっついてくれれば良かったのに。尺の都合なのか、脚本の性癖なのか、語られていない展開の都合上なのかはわかりません。

ただ自分は裏設定みたいなのも好きですけど、作品で見て取れるものがその作品の全てだとも思うので、この点は単純に僕とは合わなかったということですね。悪いってことはないです。王族側の騎士達の感情を納得させるための決定打足り得たんでしょう。あとは姫が滅私にかける心情を表現したシーンであったり、あのポッと出が実は結構な権力者だったりするんでしょう。でもなぁなんだかなぁ。

イナホが一度死にかけて助けて、さらに脳と直結する義眼を移植して高負荷に耐えながらも必死に救い出した結果があれかぁ・・・。なんだかなぁ・・・。

と思う人が多いのか、わりと賛否両論な作品みたいです。あとはたぶん相手騎士達が油断につぐ油断で雑魚死するあたりとかですかね。期待の性能差は圧倒的なのに。

ただ映像のクオリティ自体は高いのでなんとも。あとは劇伴が良かった(大事なことなので略)

とりあえずかっこいいロボがかっこいい音楽に乗って圧倒的な戦力差を覆してくみたいな展開が好きならオススメします。僕はたぶんもう見直すとかはしないです。

 

余談

Amazonプライムビデオで見たんですが、プライムビデオは神です。dアニメストアバンダイチャンネルとも提携していくっぽいのでアニメにおいて一強サービスになると思います。そしてプライムビデオ自体にも感想を書く機能があります。

一度素直な感想を書いてからと思って、これを書いてから見たんですが、大体褒めてる箇所も良く思えなかった箇所も同意見でした。そうだよね〜。やっぱイナホもスレインも報われなさすぎるよ。それをリアリティだとする気持ちもわからんでもないけど、雑にまとめたなとも見えるよね。

 

Twitterとかに書くにはネガティブだなぁということをブログに書いてるのでなんか負の方向性が強くなってしまっていってる気がするなぁ。まぁいいか。

それでは。